洋服のボタンが割れる… それは誰の責任ですか??

こんにちは 久しぶりのクリーニングブログです。
たまーに自分がクリーニング屋であることに吃驚します。
吃驚万国堂です。

今日はクレームのお話。
『クリーニングに出したらボタンが割れた』というお話。

クリーニングに出したらボタンが割れた

結構多いクレームです。そうならないようにクリーニングする前に徹底的にチェックします。
僕たちクリーニング屋の考え方は『ボタンは割れるもの』です。
割れないボタンなんてあり得ない。 ※割れにくいボタンはあります。
徹底的にチェックしても割れる場合があります。 そんな時はメーカーさんに連絡して似通ったボタンを購入します。

ここで認識して欲しいことは『カタチあるものはいつかは壊れる』ということ。
車だって10年経てば故障が出て来ます。 鉄でも劣化します。
ボタンも劣化していつか割れる。

これはクリーニング屋の責任でもなく、ブランドの責任でもありません。
今までがんばってくれたボタンに感謝して欲しいです。

中には『百貨店で買ったのに!!』って息巻く人もいます。
百貨店は悪くありません(笑) いつか割れるものです。

しかし、いつか割れるものですが購入して1、2年で割れたボタンを問い合わせたことはありません。僕がメーカーさんに問い合わせる商品のほとんどは購入後5年以上経過しています。
だから、クリーニングでボタンが割れる=5年経過しているが僕の常識

もちろん、クリーニングする前に徹底的に見てますよ。
(だって割れると大変ですもん…)

購入後、5年経過した洋服のボタンが割れた場合は寿命です。
これは覚えておいてね♪

洋服も同じ 購入後5年以降は何が起きても気にしない

洋服も同じです。5年経過した洋服はクリーニングの際に何が起きても不思議ではありません。プリントが剥げたり、飾りが落ちたり…
問い合わせたら5年経過なんて、まだいい方です。10年以上の前の商品ということも多数。
いや、10年以上の洋服が多いかな。

10年着れたことにありがとうって伝えましょう。
そして、クリーニング屋さんを怒らないでね…
『弁償しろ!』って息巻かないでください(笑) 弁償してもいいけど…

例えば クリーニング事故賠償基準で計算すると
スーツの場合 使用年数は4年 と定義されています。
4年でスーツの価値はほぼなくなるという試算です。

10万円のスーツも10年着用すると残存価格は7%です。

だから、僕たちクリーニング屋が弁償するのは700円が妥当 という算出となります。
詳しくはコチラ

だから、古い洋服の場合クレーム出すと僕たちも困るんです。。
『いろいろ計算したら残存価格は700円です』なんて言ったらまた怒るもん(笑)

仕方ないよね。車みたいに型式とかないので、受付の時に分かればいいけど…
『こちらのお洋服は10年前のお洋服なので何が起きても責任は持ちません』なんて言えないし(笑)

なかなか難しい。

でも、いつかわ、壊れる。

これは覚えておきましょう♪ お願いします♪


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壁下 陽一
大阪府羽曳野市にある工場付き店舗と阿倍野区にある直営店の2店舗経営する(有)クリーニングビー代表取締役です。  店舗運営に加えて宅配クリーニングにも力を入れる。洋服のクリーニングだけではなく、洋服のメンテナンス方法を分かり易くブログで紹介しています。 たまにブログやFacebookの使い方講座などの講演活動も行っています。