三陽商会の業績悪化をクリーニング屋目線で解説

昨日の英国のEU脱退に続き、今日はアパレルの三陽商会の業績悪化ニュースに続き、
三陽商会が250人リストラ にニュース

昨年途中まではBURBERRYと長きに渡りライセンス契約を結んでいて、売上げの大黒柱でした。
そして、BURBERRYとのライセンス契約が無くなり、想像通り業績悪化

しかし、このBURBERRYのライセンス契約が無くなるのはもう数年前から言われていた話です。
それまでに柱となるブランドを構築しなかったこと。そしてBURBERRYに頼りすぎていた。
のが一般的な評価だと思います。

もちろん、それが大きな問題だったと思います。BURBERRYのブランド力に頼りすぎて三陽商会自体の力は養成していなかった事でしょう。
しかし、クリーニング屋の目線は少し違います。

三陽商会はモノ作りの精神を軽んじた結果に今がある

ちょうど2年前の僕の記事です。
なぜバーバリー ブルーレーベルは品質が悪いのか?

僕たちクリーニングは肌触りである程度の洋服の値段や価値がわかります。
もちろん、有名メーカーさんなら洋服の値段もある程度分かります。
今日も、洋服を触っていると…
『バーバリーの洋服』と見て確認して、生地を触ると… ザラザラ…
洋服の素材はウール100%なのに、こんなにザラザラなのは久しぶりです(笑)
本家バーバリーから派生したブランドなので、料金は安めに設定されていますが、
コートでも50000円は下回らないと思います。

そのような料金体制なのに…こんなに固いウールを使うなんて、逆に勇気がいります。

正直いうと、ウールの糸の良い悪いなんてほとんどのお客様は分かりません。
もっと言うと、デパートの販売員ですら分かっていません。
洋服を作る人 と 洋服をメンテナンスする人(クリーニング屋)くらいしか分かりません。

クリーニング屋からの想像ですが、多分洋服を作る原価率は相当低いだろうな、と思います。
安く作って、高く売る。(あっ企業としては合格点ですね 笑)
これは徹底されていると思います。

ウールの品質はユニクロレベルだと思います。
決して品質は高くない。でも、デザインはいいよ♪

ちなみに、数年後、日本でバーバリーを販売している三陽商会という商社は
バーバリーの販売権を失くします。英国のバーバリー本社が日本で独自に販売します。
『バーバリー ブラックレーベル』と『バーバリー ブルーレーベル』は
日本独自のブランドでして、今後 『ブラックレーベル』『ブルーレーベル』として
販売されていくみたいです。

価格に対して、品質の良くない商品を販売していて、今後『バーバリー』という名前すら
外されたメーカーに道はあるのか…

ないでしょうね。

ブランド名 = 肩書き だけで勝負してきた会社 
肩書きがあるから、品質を下げ続けた会社 に未来はないでしょう。
あっここまでは言わなくていいですね。クリーニング屋だから。

まとめ なぜブルーレベルは品質が低いのか??

三陽商会の今後の売上げの柱として残る、バーバリーのブラックレーベル
ブルーレーベル この二つを利益率の高いブランドにするために、いまから原価を下げているか、
ブランド名だけで販売する覚悟の現れなのか??
要するに、費用対効果は低い洋服には変わりないと思います。

以上 2年前の記事より引用です。

要するに、BURBERRYの冠を付けたBURBERRY BLACKLABELBURBERRY BLUELAVELの品質が悪いのは、利益しか見ていない
と書いています。 ま、ここは間違ってないでしょう。それでも売れた。

しかし、いまこの2ブランドはBURBERRYの冠が外れ、ただのBLACKLAVEL BLUELAVELになり、多分売れ行きはよくないです。
今までのお客様はあのBURBERRYの馬のマークを買っていた。のです。
当然ですよね。

でもね、あの当時からしっかりとモノ作りをしていけばよかったと思います。
派生ブランドでも十分!! と思わせるようなブランド創り。

BURBERRYの看板が無くなっても十分にやっていけるようなモノ作りを…

しかし、過去に記事から分かるように、利益を見て、商品を見ていなかったのが最大の原因じゃないかな?
って思います。

だって、粗悪だもの。

ちなみにBURBERRYの名前が外れたただのBLACKLAVEL や BLUELAVELは見たことありません…
多分… あまり売れてないかと思います。。。

さてさて、これから三陽商会どうなるだろ… 商社ですからもっともっと規模を縮小して、今あるブランドを1日でも長く生かす。
のが重要でしょうね。


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壁下 陽一
大阪府羽曳野市にある工場付き店舗と阿倍野区にある直営店の2店舗経営する(有)クリーニングビー代表取締役 また宅配クリーニングにも力を入れる。洋服のクリーニングだけではなく、洋服のメンテナンス方法を分かり易くブログで紹介しています。たまにブログやFacebookの使い方講座などの講演活動も行っています。